唐辛子は多年草で環境が良ければ越冬する。屋外、南向きのベランダで直射日光が当たるところに置いておくと元気に越冬する確率が高い。南向きでも直射日光が当たりづらかったりするとダメになるのもあるけど。屋内の暖かい場所ならより安心かもしれない。太陽光は偉大で、ハバネロなんかはわりと寒さにも強く、直射日光が当たるところに置いておくと真冬の屋外でも小ぶりではあるものの実をならしたりしてた。冬にできた小ぶりのハバネロなので辛さは期待していなかったけれど案外しっかりと辛くて、ハバネロはハバネロだなと思った。ハバネロの意地を感じてより好きになった。
手元にある、そんな越冬した株たちはさっそく花を咲かせて実をつけ始めている。
唐辛子は1年目が1番多く収穫できて、2年目以降は収穫量が減ると言われているけれどスタートが早いので長く楽しめるところが私はいいなと思う。収穫量の違いについて、実の数を数えるなどキチンと比較はしていないけれど印象としてはさほど大きな違いはなく、スタートが早い分合計では多いような気がするという感じ。ただ、プランター栽培と畑栽培では結果が大きくことなるかもしれないし、目的によっては収穫量に対する真剣度が違うだろうし、趣味でプランター栽培している私の実感というだけだけど。
越冬させれば苗ポッキリされることもがないし。苗ポッキリは怖いので珍しい唐辛子であればなおさら越冬させて無事に育てたい。
ただ、2年目以降は株本体が大きく成長することはないので、越冬させてずっと育てていきたいと思っているのであれば1年目に株を大きくさせることが重要。株は土の量に比例して大きくなるので、太い幹の木っぽい株を育てたいのであれば大きな鉢やプランターにたっぷり土をいれて育てるとどっしりとした株ができる。越冬する株を見ていると大きな株は越冬力もあるみたい。
3年目の株はスコッチボネットという唐辛子のみ。スコッチボネットは、手元にある唐辛子の中で冬眠から覚めるのが最も遅く、また夏が終わると活動が鈍り始めるのが最も早い活動期間の短い唐辛子。目覚めてからも暑くならないと本領発揮できないのかノンビリと活動している様子。葉っぱもあまりしげらずまばら。葉っぱは2年目は1年目よりも小さくなる傾向にあるけれど、3年目はより小さいような。暑くなると大きくなるのだろうか。花も何となく咲かせてみました、みたいな感じでゆっくりやってる。夏になると元気になるのかなと思って心配はしていない。しょぼくれた見た目なので画像はなし。